NPO法人豊田・加茂 菜の花プロジェクト


NPO法人豊田加茂菜の花プロジェクト
「人」菜の花プロジェクト

菜の花プロジェクトは、「菜の花」を象徴として資源循環型社会を推進する団体です。遊休地や荒廃地を農地として再生利用したり、市内の小中学校で講座を行うなど、体験を通して環境問題を提唱しています。

暮らしの中に資源再循環を

「豊田・加茂菜の花プロジェクト」発足の背景

豊田加茂地域は矢作川を中央に抱き、市街地、田畑、山林が広がり、歴史と伝統を受け継ぎ、更に、自動車産業の生興・発展により地域が形成され大きく発展し続ける地域です。

 

しかし、当地域の第1次産業である農業における生産は県下において上位を占めているものの、稲作や畑作等の耕作の現状は、農業経営者の高齢化や後継者不足等により、農地の遊休化や耕作放棄が増加し、農地の荒廃、病害虫の温床、ごみの不法投棄等により、農地の再生ができない厳しい状況にあります。

 

我が国の食文化に目を向けると、戦後における復興と、欧米諸国の文化水準を目標に様々な分野において研究開発、新製品の生産がなされ大きな発展を遂げてきましたが、大きな歪も発生してきました。

 

食の安全という視点一つをとっても、遺伝子組み換え食品についての強い警戒心をもち、消費者は低価格より安全性の保障された食品の購入や、市価より割高であっても無農薬・低農薬、有機栽培された環境に優しい生産物の消費という考えである“ロハス”が社会に定着してきています。

廃棄物イメージ

自然界にもともと無駄は一切ありません

今日におけるエネルギーの多様化や地球環境を守る取組みは多様化しつつも、石油燃料の使用は膨大なものであり、産油国の不安定化から石油価格の高騰により、日本国内における石油価格の値上がりが運搬業界や製造業等、一般国民の生活まで影響し、農業においても機械化が定着し耕作機械の燃料高が農業経営に大きく影響しています。

 

NPO法人豊田・加茂菜の花プロジェクトはこれらの諸問題に対処すべく平成17年度より任意団体「豊田・加茂菜の花プロジェクト」として発足し活動を進めてきました。

 

全国的規模で活動展開している「菜の花エコプロジェクト」の一員としても事業展開してきました。

 

今後は、NPO法人として豊田加茂地域における住民や企業、合わせて、行政機関等の賛同をいただき、遊休農地や耕作放棄地の有効利用を進め、化石燃料依存型社会から環境にやさしい持続可能な社会実現を進めるため、バイオマス利用の推進と資源循環型社会への移行を進めていくことを目的としていきます。


活動の三本柱

バイオマス資源の循環・利用促進活動のイメージ

①バイオマス資源の循環・利用促進活動

  • 化石燃料に依存する社会からバイオマスを有効利用し、地球環境の負荷軽減する活動を普及する。
  • 食品副産物の肥料化、及び、農産物の再資源化による資源環境の推進を行なう。
遊休農地等の有効利用活動のイメージ

②遊休農地等の有効利用活動

  • 遊休地、休耕地、耕作放棄地に菜の花を植え、国産なたね油の生産、食用及び観賞用菜の花を生産し、加えて、観光資源としての活用を行なう。
地域活動のイメージ

③地域活動

  • 地域活動を進め、啓蒙や学習活動、更には、地産地消を目指した活動を展開する。

NPO法人の取得申請に至るまでの経緯

NPO法人豊田・加茂菜の花プロジェクトの起源は平成15年頃より豊田加茂地域(以下、「当圏域」という。)における、“花いっぱい運動”が圏域住民の間で活発に行われている活動を知った人々が、遊休地を菜の花や・ひまわりの花でいっぱいにしていこうという考えから活動を始めるきっかけとなりました。 

花いっぱい!菜の花プロジェクト運動

平成15年 菜の花栽培を開始

遊休地を地権者から借受け、菜の花を栽培し約1トンの菜種を収穫することに成功しました。

平成16年 菜の花栽培を拡大、地域との交流を開始

当圏域において菜の花栽培技術が確立することができ、前年の6倍である約6トンの菜種を収穫することができました。

大規模に菜の花栽培を行っていることが広まり、農協中央会知多支部の女性会員36名が視察に訪れました。

平成17年 なたね油の商品化と愛知万博への協力

なたね油の菜の花栽培は約14haへと拡大し安定的に搾油可能になったことから、なたね油のご当地ブランドとして「豊田・加茂のなのはな油」を搾油業者と共に商品化を始めました。

 

これまでの活動が有志の間で“花いっぱい運動”の一環としておこなわれていた菜の花栽培を遊休地や耕作放棄地の解消、無農薬や有機肥料の使用による安全な食品の提供等の資源循環型社会の構築を目指して専門的に活動する組織を立ち上げようという気運が出てきました。

 

加えて、県内において地球環境問題を大きく取り上げた「愛・地球博」が開幕され、開会式を彩った菜の花の大半を当圏域で栽培している菜の花を使おうとしたことから当運動の組織化が急務となり、3月には「豊田・加茂菜の花プロジェクト」の設立総会を開催することとなりました。

 

当プロジェクトとして住民活動団体を設立したことにより活動の幅が広がり、当時の小泉首相が本部長を務める「立ち上がる農山漁村」に全国で30事例の一つとして活動が選定されました。

 

愛知県農林水産部が設置した「あいち菜の花資源循環促進協議会」の一員として菜の花栽培と地域住民との協力体制の作り方について多くの意見発表をしました。

 

豊田スタジアム周辺の農地等において㈱豊田スタジアム、豊田青年会議所、学生によるまちづくりの会と当プロジェクトが協力して菜の花イベントを開催し多くの住民に菜の花を楽しんでいただき年々その規模が拡大してきました。

 

更に、当プロジェクトの活動が小中学校の関係者に浸透し、卒業式に菜の花を飾りたいとの相談依頼があり、多くの菜の花を提供しました。

 

平成18年 地域との交流拡大や学習会の開催

この年には約14haの搾油用菜の花と10haの観賞用菜の花を栽培することとなり、年末年始から翌4月下旬まで菜の花を楽しんでいただくこととなりました。

 

愛知県農林水産部が主催している「菜の花エコプロジェクト実践事業」に採択され、県内における菜の花栽培面積を増やす活動に大きな実績を挙げてきました。

平成19年 NPO法人取得と活動の拡大を目指して

これまでの活動を継続することにより「菜の花プロジェクト」の理念を活動の主軸において活動を行う組織としていくようになり当圏域での産業・行政・学生・地域住民等との交流に加え全国的にも成果を挙げられるようになりました。

 

NPO法人の認証をという気運が会員の中から出され第3回総会においてNPO法人取得のための発起人会を立ち上げ、行政や各種団体等から助成金等を受けやすくすることや、活動参加者を会員として明確化させることにより円滑な運営ができるように組織を強化することを目的にNPO法人の取得の申請に至りました。

菜の花プロジェクトの活動

資源循環型社会の地域モデルづくりを広げ、地域自立の豊かなまちづくりの推進を図ります。

また、遊休地・休耕地を再生利用することにより、地域農業の活性化を目指します。

健康な土づくり

健康な土作り

食品副産物を有効利用。微生物の多様性を受け入れられる健康で安全な土作りを目指します。

遊休地・休耕地を花いっぱいに!

遊休地・休耕地を花いっぱいに!

「菜の花・ひまわり」などを咲かせることにより、農地の荒廃を防ぎ、環境美化に役立ちます。

地産地消となのはな油

地産地消

地元で作られた食べ物の良さを消費者に知ってもらい、地域の人々と共に育てていきます。


学習会の様子

楽習会

先進地の見学や、資源循環に関わる行事に参加していきます。

交流会の様子

交流会

環境に関わる人の輪づくり。

広報活動の様子

広報

各種イベントで花の種の無料配布など。